不安神経症

■ 不安神経症の漢方治療

 この病症は“心身症、うつ病”などの各種神経症に多く見られます。
 中医では主に「心(しん)」の病症として捉えます。「心」の機能面に何らかの負担がかかり,多くは“どうき、不安感、不眠”などを伴います。症状の発生には種々の原因が関与しますので,その原因の違いによって治療薬を使い分ける必要があります。
 原因の違いとは,「心」だけの問題として捉えるべきものとそうでないものがあります。例えば「心」と「肝」の間の生理関係が乱れて現れるもの,あるいは「心」と「腎」または「心」と「脾」などの相互関係が異常を来たして現れるもの,またあるいはこれら全部が病理状態に陥って現れるものなどがそれです。中には更に複雑な病状もあります。

 今まで数多くを手掛けた経験によりますと,この種の症状は基本的にある程度長期の治療が必要となりますので,焦らず続けることが肝要です。
 治療では体質や全身特徴に適合した漢方薬を用いれば,たいていの症状は改善できますので,早めにご相談を頂きたいです。

 「神経症」のページで症状別にまとめてありますので,そちらもご覧ください。

更新:2023/08/02


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